本当に初めての体験ダイビングで潜れるのか不安なんだよな。
本当は泳げないんだけど大丈夫?
潜れたとして、ダイビング中に動画や写真は撮れる?
変なお店に当たっちゃって…みたいなことにはならない?
こういった疑問に経験10年の元ダイビングインストラクターが答えます。
初めての体験ダイビングの不安を解消する方法
その① 前日の夜はゆっくり休む
体験ダイビングがしたい!というきっかけは、海がきれいな地域に旅行に行くことかもしれません。
特に旅行の場合は予定を詰め込み過ぎたり、お酒を飲みすぎたり、興奮(不安)で寝不足になってしまったり、といったことがおこりがちです。
気負い過ぎることはありませんが、ベストなコンディションで体験ダイビングできるようにゆっくり休みましょう。
その② 当日の朝ごはん(昼ごはん)は少し控えめにしておく
旅行先の楽しみのひとつに『現地での食事』があると思います。
ですが、ダイビング直前は動けないほど満腹まで食べないように気をつけましょう。
ダイビングのポイントなどによっては、船(ボート)に乗ることもあるかも知れません。
また、ダイビングの練習(顔つけて呼吸の練習や水面を泳ぎながら呼吸の練習)の時に、波に揺られて食べたものが出てきちゃった(汗ということもあります。
満腹すぎると船酔いの原因にもなってしまうので、控えめに。。。
その③ 不安であると担当インストラクターに伝えておく
不安を感じているということを素直に担当インストラクターに伝えてしまいましょう。
例えば…
・泳げないから不安
・耳抜きできなさそうで不安
・水飲みそうで不安
・楽しめるか不安
・漠然と不安
など、どんな些細なことでも大丈夫です。
先に不安であることを伝えておくと、特にゆっくり説明してくれたり、一緒に泳いでくれたり、水中で体を支えてくれたり、頻繁に合図を送ってくれたり、と安心できる要素を教えてくれます。
その④ インストラクターの説明をしっかり聞いて、たっぷり練習する
体験ダイビングの説明は、しっかり聞いて疑問や不安は質問しましょう。
実際に潜る直前までに、器材を使って練習をします。
いくつかの注意点を思い出しながら、器材を使ってみましょう。
思い切ってたっぷり練習しましょう。
ダイビングの説明や楽しむコツを事前に少し知っておきたい方はこちらの記事を参考にしてください。
その⑤ 潜り始めたら『深呼吸と耳抜き』これだけ頑張る
深呼吸と耳抜き。これだけ頑張りましょう。
この二つだけは、担当インストラクターがあなたの代わりにやってあげることができません。
説明されたことを忘れてしまったとしても、深呼吸と耳抜きだけ思い出してください。
むしろ、この『深呼吸と耳抜き』だけできれば体験ダイビングは思いっきり楽しめます!
泳げなくても問題ない理由
結論として、問題ありません。
ダイビングでは水面を泳がないからです。
泳げない方の一般的な理由として、
- 水面に浮いていることが難しいと感じている
- 息継ぎができない。もしくは、息継ぎの時に水を飲んでしまい溺れそうになってしまう。
- 体育などで習う水泳ができない。
ということがあると思いますが、この3つは一切必要ありません。
なぜなら、ダイビングでは
- 水面に浮いてではなく、水中に『沈んで』遊びます。浮いておく必要はありません。
- 背中に担ぐタンクの中の空気をホースを通して直接口まで運んで呼吸をします。息継ぎの必要はありません。ずっと呼吸ができます。
- 足にフィンをはいて、ゆっくり大きく片足ずつ動かしてもらう(バタ足)だけです。クロールや平泳ぎのような動きは必要はありません。
泳げなくても全く問題ありません。
正直に言うと、『泳げないから怖い』と言ってくれた人の方が、終わってからの表情が最高に輝いています☆
そのくらい楽しんでくれています。
初めての体験ダイビングで思い出を持って帰る方法
ダイビング中の思い出を持って帰る方法は大きく2つあります。
ひとつは、自分で写真や動画を撮る方法。
もうひとつは、担当インストラクターに写真や動画を撮ってもらう方法。
①自分で写真や動画を撮る方法
・必要なもの:防水カメラ(5m以上の防水が必要)
購入するか現地ショップのレンタルや数日のレンタルサービスを利用
メリット
- 自分で撮るということ自体が思い出になる
- 自分のカメラの場合(数日間のレンタルサービスも含む)、そのカメラで他の思い出も一つのカメラで撮ることができる
- 自分のカメラの場合だと使い慣れたカメラで撮ることができる
- 撮りたいものを撮ることができる
- 変な写真や動画があったとしても笑い話にできる
デメリット
- 初めてのダイビングだと、慣れるまでほとんど撮れないことがある
- 『自分』が写っている写真や動画がほぼないということがある
- 変な写真や動画だらけになってしまうこともある
②担当インストラクターに撮ってもらう方法
・必要なもの:インストラクターが写真を撮ってくれるオプション(有料または無料)があるか確認し、予約時や当日に申し込む
メリット
- プロの視点と技術で素敵な写真を撮ってくれる
- そのままプリントアウトしたり、はがきにしたり、ブログやSNSに載せたりしても遜色ない写真を撮ってもらえる
- 『自分』が写っている写真や動画を撮ってもらえる
- 最近では、その場で高画質のデータを受け取れることが多い
- 映える場面やスポットを熟知している
- ダイビングの練習中から撮影してくれることもあるのでかなり嬉しい
デメリット
- 有料オプションの場合は費用がかかる
- 意外とサカナの写真は少なかったりすることがある
自分のカメラを用意しつつ、担当インストラクターにも撮ってもらうのが最強コンビかも知れませんね!
レンタルカメラに興味がある方はこの記事も参考にしてください。
お店を選ぶ際に、注意する3つのポイント
① 口コミや評価
調べるとすぐ出てくるようなポータルサイト(総合的な案内)では自演による口コミや評価に対して厳しい罰則を設けているので、純粋に口コミや評価を参考にして大丈夫だと思います。
口コミなどを激しく強要するショップがあるのも事実なので、口コミの内容に注目しましょう。
僕個人の意見ですが、「楽しかったです」や「よかったです」のような単純な口コミばかりが並んでいるショップは避けるかなぁ。と思います。
「コメント書いてください!」とお願いされて(しぶしぶ)書いたとしても、本当に楽しかったor本当に面白くなかったことは自身の言葉で書かれます。
いい意味の感動も悪い意味の感動も、行動(口コミを書く)をすごく突き動かします。
② ショップのブログやSNSの更新頻度
包み隠さず言うならば、ダイビングショップのスタッフっていうのは本当に激務です。
でもその中で、ほんの一言二言でも写真と一緒にブログやSNSを更新しているショップは、情報が多いので安心できます。
実際、働いている人たちは、来てくださったお客様と思い出を共有したい。いつか来てくれるお客様に安心してほしい(選んで欲しい)。という思いで書いています。
③ 体験ダイビングに注力しているかどうか
ダイビングショップには主に3つのメニューがあります。
その1. 体験ダイビング
その2. ライセンス講習
その3. ファンダイビング
それぞれをざっくり解説すると、
体験ダイビング: 予備知識や経験も全くない人がインストラクターと一緒に潜って楽しむメニュー
ライセンス講習: ダイビングについての知識やスキルを学んで実践に使える(楽しく遊べるようになる)レベルから、プロ資格取得までの講習(細かく段階分けされている)を開催するメニュー
ファンダイビング: ライセンス保持者を対象に、水中ガイドをするメニュー
その中でも、体験ダイビングに特化していると、スタッフも体験ダイビングについて熟練しているのでオススメ。
特に体験ダイビング専門店だというお店は、お客さんのほぼ全員が体験ダイビングをする人たちで、8割くらいが初めての方なのでホッとします。
また、ファンダイビングがメインのショップだと、繁忙期に体験ダイビングを受け付けてくれない場合もあります。
沖縄で特にオススメのショップはこちらの記事を参考にしてください。