2月開始!にわかファンによるプロ野球春季キャンプの楽しみ方

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沖縄県民にとってのプロ野球は春季キャンプがメインイベント!

2月から3月半ばまでの1か月半もの長い間、沖縄県各地はプロ野球の春季キャンプで盛り上がります。
沖縄県出身選手が大活躍して沖縄入りしたり、若手が1軍キャンプに参加できていたりと春季キャンプ直前のスポーツニュースでは、少々浮足立っているかのように伝えられます。
ニュースで県出身者を球団ごとに伝えてくれるので、ついついその選手見たさに、県内各所の球場へ出かけてしまいます。

各球団のスター選手との距離が非常に近いことも、野球少年だった自分に戻ったように興奮してしまいます。
ペナントレースのほとんどはテレビで観るしかありませんので、より身近に感じられる春季キャンプがプロ野球のメインイベントになっているのです。

本土からも熱烈なファンの皆様がこの時期にはたくさん沖縄に遊びに来てくれますので、各キャンプ地ごとの見どころなども合わせて紹介します。

沖縄県で春季キャンプを開催している日本プロ野球球団

  • 広島東洋カープ 沖縄市
  • 阪神タイガース 宜野座村
  • 横浜DeNAベイスターズ 宜野湾市
  • 読売ジャイアンツ 那覇市
  • 中日ドラゴンズ 北谷町
  • 東京ヤクルトスワローズ 浦添市
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス 久米島町
  • 北海道日本ハムファイターズ 名護市
  • 千葉ロッテマリーンズ 石垣市

キャンプを見るだけじゃもったいない!ここも見ていって!これも食べていって!

広島東洋カープ/沖縄市

沖縄市は、琉球ゴールデンキングスや琉球FC(今季J2昇格、J3優勝が決まりました!)のホームで、スポーツ熱はきっと沖縄一熱いハズ!!

沖縄市のここも見ていって!

<コザゲート通り(空港通り)>
米軍基地のゲート(出入口)を起点とする通りで、その先は国道330号と交わる大きな交差点になっています。
その十字路に「コザミュージックタウン」という街のシンボルが建っており、沖縄市中心市街地はここを中心に広がっています。
基地の門前町なので、外国人相手のお店や外国人経営者のお店が立ち並び、異国情緒あふれる景観です。
1970年代~80年代にかけては外国人相手のショーパブが多く営業していたようですが、今ではショーパブの壁画や看板は「インスタ映え」するスポットとしても人気。

沖縄市のこれも食べていって!

外国人の多い街なので、コザ周辺はエスニック料理やアジアン料理などが非常に多いです。
タイ料理好きの僕としてはタイ料理屋を紹介したいところですが、今回は「いなり寿し屋」を紹介します。

<いなり寿し屋>

いなり寿しとチキン(骨なしフライドチキン)のお店
ほんのり酸味が効いたあっさりとした味わいのいなり寿しとガーリックがしっかりと効いているチキン。
この組み合わせは最強です。
キャンプに行く前にこの2つを買い、球場で食べながら広島東洋カープキャンプを見学というのが最高にクール!!

阪神タイガース/宜野座村

宜野座村のここも見ていって!

<古知屋村物語コース>

宜野座村には数多くの史跡や手つかずの自然がたくさん残っており、沖縄本来の素朴な風景を随所で見ることができます。
その魅力を存分に体験することのできるツアーが開催されています。
特におすすめなのがノルディックポールを使って散策をしながら、宜野座村を知ることができる、「古知屋村物語コース」
料金は2,160円~と利用しやすく、所要時間は1~2時間、最少催行人数1人ですので気軽に参加できます。

宜野座村のこれも食べていって!

<宜野座バーガー・「宜野座黒兵衛」>

阪神タイガースの春季キャンプを見るために訪れるファンに食べてもらいたいと、宜野座観光推進協議会が発案し、村内の店舗やホテルの料理人によって個性豊かな「宜野座バーガー」が誕生しました。
イカスミを練り込んだパンズにアグー豚のパティ、もずくや黒ゴマなど3種のソースの入った「宜野座黒兵衛」。
真っ黒なバーガーを片手に阪神タイガースのキャンプを見学というのが最高にクール!

横浜DeNAベイスターズ/宜野湾市

宜野湾市のここも見ていって!

<嘉数高台公園>

自然林をりようして作られた公園。公園内には世界平和を願う地球儀をイメージした展望台があり、普天間基地や那覇市・宜野湾市が一望できます。
夜景がきれいなスポットとしても大変有名。

宜野湾市のこれも食べていって!

<MEXICO/タコス>

タコライスと言えば沖縄を象徴するB級グルメですが、メキシコ生まれのタコスも大変美味しいのです!
国道58号線伊佐交差点近くにある「MEXICO」がおすすめ。
1977年の創業当時からメニューは1皿4ピース入りのタコスのみ!
小ぶりなサイズのタコスは、女性でも軽く一皿食べられます。
「MEXICO」のタコスは日本人好みの味付けで、甘辛いサルサソースに優しい和風テイストのタコスミートはやみつきになります。
タコスを片手に横浜DeNAベイスターズのキャンプを見学というのが最高にクール!

読売ジャイアンツ/那覇市

那覇市のここも見ていって!

<壺屋やちむん通り>

「やちむん」とは沖縄の言葉で「焼き物」という意味です。
国際通りの近くに壺屋やちむん通りはあります。
石垣や赤瓦の屋敷など沖縄の昔ながらの街並みを散策しながら、やちむんを探してみましょう。

壺屋やちむん通りには、約50の窯元やショップ、カフェが並んでいます。
壺屋焼のやちむんは、ぽってりとした形と鮮やかな絵柄が特徴です。

那覇市のこれも食べていって!

<べんり屋 玉玲瓏(イウリンロン)>

栄町にディープなアジアを感じるような商店街があります。
軽トラ一台がやっと通れるような道幅にギュウギュウとお店が連なっています。
昼間でもバンコクの路地裏の雰囲気を漂わせていますが、お店が開く18時頃~日没後には知らないとちょっと怖くて引き返したくなる雰囲気です…。
散々なことを書いていますが、本当に絶品の水餃子と小籠包が味わえます。
安くて美味しい餃子は最高です!
読売ジャイアンツのキャンプを見学した後に絶品餃子を食べてみませんか?

中日ドラゴンズ/北谷町

北谷町のここも見ていって!

<安良波(アラハ)公園(アラハビーチ)~宮城海岸>

北谷町は沖縄本島の西海岸に位置し、県内有数の絶景夕日スポットが点在しています。
アラハビーチから宮城海岸にかけて遊歩道が整備されており、特に日の入りの時間帯は最高です!
夕日からトワイライトにかけての時間は、息をのむほどの景色が広がります。
オレンジから紺色に徐々に変わっていく空と海。次第に水平線がわからなくなる様子は、一見の価値ありです!

北谷町のこれも食べていって!

<浜屋そば>

春期キャンプの時期の沖縄県は意外と寒いのです…。
寒い日こそ恋しくなるのがソールフードである沖縄そばです!
とろっとろの軟骨ソーキやふわふわのゆし豆腐、温かいお出汁で体が温まりますね。
中日ドラゴンズの春期キャンプを見学した後にほっこり温まりましょう!

【沖縄本島】創業35年 老舗の浜屋そば(北谷町)
北谷町砂辺にある老舗の沖縄そば屋さん。休日でなくても普通に混んでいますが、並んででも食べる価値あり!行列ができていても思っているより早くおいしい沖縄そばにありつけます。僕のオススメはゆし豆腐そば。

東京ヤクルトスワローズ/浦添市

浦添市のここも見ていって!

<当山の石畳>

琉球王朝時代、国王はこの道を通って首里城から普天間宮へ参詣したと言われています。
「馬ドゥケーラシ(馬転ばし)」と呼ばれる馬が転ぶほどの急な坂が続き交通の難所として知られていました。
全長約200m、幅約3mの石畳道
那覇市金城町の石畳はとても有名ですが、ここは超穴場です!!

浦添市これも食べていって!

<屋富祖てんぷら屋>

沖縄のてんぷらって食べたことありますか?
本土のてんぷらのイメージではなく、フリッターと説明した方が伝わりやすいかもしれません。
どのてんぷら屋さんで食べたとしても、安くて美味しい!!
特に揚げたては最高です!

浦添市のてんぷら屋さんと言えば、屋富祖てんぷら屋。
小ぶりなてんぷらで1個20円!イカ・魚・芋・野菜など。
サータアンダギー1個60円!!
てんぷらとサータアンダギーを片手に、東京ヤクルトスワローズの春季キャンプを見学というのが最高にクール!

東北楽天ゴールデンイーグルス/久米島町

久米島町のここも見ていって!

<久米島町奥武島の畳石>

久米島の東に車で渡れる島奥武島(おうじま)に亀の甲羅のような形の畳石が1,000個以上広がっています。
この畳石は溶岩が冷えて固まったものとされ、見た目が亀の甲羅のようなので「亀甲岩」とも呼ばれています。
干潮時になると現れる畳石は徒歩でその上に乗ることもできます。
所々小さな穴があり、その穴に小さな熱帯魚が残っていたりしますので、探してみてください。

久米島町のこれも食べていって!

<レストラン 波路>

久米島と言えば車エビ!!ですよね。
実は沖縄県は日本一車エビの養殖量が多い県です。その中でも久米島の車エビの養殖は県内一早く始まったそうですよ。
質の高い車エビを堪能できるレストランが、レストラン波路。
一番人気の「車エビの塩焼き」は絶対押さえておきたいです。

北海道日本ハムファイターズ/名護市

名護市のここも見ていって!

<ヒンプンガジュマル>

名護市の入り口の道路中央に堂々と構えている樹齢300年以上のガジュマル。
本当に大きな木で圧倒されます。
「ヒンプン」とは、屋敷の門と母屋の間に立てる衝立のことで、悪霊など災いの侵入を防ぐという信仰上の意味があります。
「ヒンプン」の名前の通り大きな躯体で名護の街に災いが入り込まないように見守り続けています。

名護市のこれも食べていって!

<キャプテンカンガルー>

海やサーフィンに関する雑貨屋グッズが飾られた南国ムードが漂うお店でいただくハンバーガー!
「スパーキーバーガー」のその高さには、だれもが目を丸くしてどうやって食べようかと悩んでしまいます。

「スパーキーバーガー」とテイクアウトして、北海道日本ハムファイターズの春季キャンプを見学に行くと、選手より注目されちゃうかも?

千葉ロッテマリーンズ/石垣市

石垣市のここも見ていって!

<野底岳(マーペー)>

標高282mの野底岳には悲しい伝説が残っています。
その昔、黒島に住んでいたマーペーという美しい娘とカニムイといおう逞しい若者がいました。この二人は家も中道を挟んでお向かいだったこともあり幼いころから仲が良く、いつ結婚するのか?と村中に祝福されるような二人でした。
ある日大勢の役人がやってきて、中道からこちら(マーペーの家)側に住んでいるものは、石垣島の野底に行き開墾しキビや米を作るように!と命令しました。
役人に逆らうことはかなわず、マーペーはカニムイと離れ離れになり、石垣島の野底へ移住させられました。
毎日必死に働き続け少しずつ作物が実るようになったある夏、マーペーは流行りのマラリアを患ってしまいました。
苦しむ毎日に思い出すのはカニムイのことばかり。姿は見えなくともせめて島影だけでも見たい!と野底岳に登りました。
これでやっと黒島が見える!と黒島の方向を見ましたが、目の前には野底岳よりも高い於茂登(おもと)岳が見えるのみ…。
やっとの思いで登ったマーペーは故郷の島影すら見えなかったことに絶望してしまい、泣きながら岩になってしまった。
というお話です。
野底岳の頂上は、ごろごろとした岩ばかりで非常に展望がいいです!
気軽に登れるのでオススメです。

石垣市のこれも食べていって!

<えいこ鮮魚店>

お魚屋さんが直営する鮮度抜群のお店。
島魚の刺身・寿司・天ぷらの他にも沖縄料理も置いてあります。
ランチは安くてボリュームMAX!
夜のメニューで一押しは、「マグロのレアカツ」初めて食べると必ず驚き、とりこになります!
1皿のボリュームが多いので、2人で行く場合には品数を少なめにした方がいいかも?
千葉ロッテマリーンズの春季キャンプを見学した後は、島の美味しい魚を味わいましょう!

まとめ

沖縄県各地で行われるプロ野球春季キャンプ。
もちろん大好きな球団や大好きな選手の応援は欠かせません!でも、それだけではもったいない!
今回はガイドブックに載っていても小さな記事だろうという場所と食べ物を紹介しました。
ぜひぜひ参考にしていただいて、今までとは違った角度から沖縄を楽しんでください!!