初めての体験ダイビングを思いっきり楽しむ5つのコツ【体験ダイビング専門10年の元インストラクターが教えます。】

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初めての体験ダイビング、緊張しすぎてマジヤバイんですけど…。
前回の体験ダイビングで水が鼻に入って大変だったんだよね…。
初めての時は緊張しすぎてわけわかんなかったから、ちょっと復習してから潜りたい。

こんにちは。海人です。
元インストラクターの僕が、初めての体験ダイビングを思いっきり楽しむ5つのコツを教えます。

この記事は、

  • 初めての体験ダイビングで緊張している人
  • 体験ダイビングを思いっきり楽しみたい人
  • 前回のダイビングでちょっと困ったことがあったけどもう一度やりたい人
  • とにかく体験ダイビングを楽しみたい人

のために書かれています。

その1 口呼吸で深呼吸をし続けよう

実はこれが一番大事なのです。
緊張しちゃうと呼吸が速くなって息苦しくなります。
ゆ~っくりとした深呼吸を続けましょう。

コツは息をはききること!

息をはききると勝手に息を吸ってくれます。
レギュレーターと呼ばれるダイビング用の呼吸器は強めに息をはかないとはききれない様になっています。
風船を膨らませる時のように、思いっきり息をはきましょう!

特に「怖い!」と思った時こそ力いっぱい息をはききりましょう!

その2 耳抜きをしよう

飛行機に乗った時に耳がツーンとしたりすることがあると思います。
その時にそれぞれ水を飲んだり、鼻をつまんで鼻かむ真似したり、あくびしたり、何もしなかったりで不快を取り除くと思います。

水中に入っていくと飛行機に乗っている時よりも強い圧力(水圧)で鼓膜を押されます。
水深が深くなればなるほど強い水圧で押されます。
不快の感じ方は人それぞれなので、「自分が」違和感を覚えた時にやってください。
例えば、30㎝潜っただけでも痛みを感じる人もいれば、2m潜っても平気な人もいます。
耳抜きは潜っていく途中では何回でもしてください。
30㎝潜ってツーンとする人は30㎝毎に。とは言っても自分が何㎝潜っていっているか把握するのは難しいですね。
コツとしては、「何か変かも?」「違和感ないけどちょっと先にやっておこうかな?」くらいのタイミングでやってみてください。

もしも耳抜きをしなかったら…。
耳が痛くなりすぎてダイビングを楽しめなくなるばかりか、最悪の場合鼓膜が破れたり傷ついたりすることがあります。
もし、水中で耳抜きを忘れてたりして耳が痛くなったら、担当のインストラクターに耳を指さして「耳が痛い!」と伝えましょう。
少し浅いところに持ち上げてくれるはずです。
すると痛みも和らぐのでもう一度やってゆっくり潜って行きましょう。

耳抜きの方法

  • マスクの上から鼻をつまんで鼻をかむ真似をする。
    (鼻の穴をしっかり塞ぐ。ゆっくりやさしく鼻をかむイメージ)
  • 唾をのむ。
    (ダイビング中は唾が出にくい場合もあるので、唾をのむ真似でもOK)
  • 口を閉じたままあくびをかみころす。
    (授業中や会議中にバレないようにあくびするイメージ。大きな口を開けてあくびをするとレギュレーターが飛んでいきます!)
  • その他自分が一番やり慣れている方法
    (知り合いのインストラクターは目を見開くと耳抜きできるとか、別の人はお尻に力を入れると耳抜きできるとか…)

その3 マスク(ゴーグル)に水が入った時に対処しよう

ダイビング用のマスクは鼻まで覆われています。
息を吐くときに鼻からはいていると、マスクの下側(唇の上)に隙間ができて水がちょろちょろ入ってきます。
目がつかるほど水が入ってくることはないので、気にならない時は何もしないでダイビングを楽しんでください!
どうしても気になるときには、水中で簡単に排出しましょう。

マスクの中の水を水中で出す方法(マスククリア)

  1. マスクの上側のフレーム(おでこのあたりの固いところ)を上から優しく押さえます。
  2. 口から一息吸って、鼻息をゆっくりはきます。
  3. 鼻息をはきながら、アゴを上げます。

たったこれだけ!
コツは、ゆっくりやさしく鼻息をはくこと。

何度やっても水が入ってくるという場合は、マスクがずり上がって鼻がつぶれていることが多いです。(ブタッパナになっています)
自分でマスクをゆっくり下げるか、難しい時には鼻を指さして不快であることをインストラクターに伝えましょう。

その4 水中では『うつぶせ』で遊ぼう

ダイビングの装備って見たことありますか?
ベストのようなモノの背中側に空気が入ったタンクを取り付けます。
そのタンクから呼吸に必要なレギュレーターなどのホースが出ています。

このタンクが重たいのです!
その重量15㎏ほど。
水中ではほぼ重さは感じないのですが、水中にも重力はあるのでバランスを崩すとタンクに引っ張られてひっくり返ります。
例えば、タンクが右(または左)にずれているがそのままにしておくと、くるん!とあおむけになります。
更に、うつ伏せから頭を上げていって垂直の体制になろうとすると、惰性で背中側に引っ張られてあおむけになります。

ダイビングを楽しむためには、うつ伏せで遊ぶのが一番です!

右(または左)にタンクがずれているかな?と思った時は、リュックを背負い直すようなイメージで真ん中に戻してみてください。

もし、あおむけにひっくり返った時は、慌てずインストラクターに助けてもらいましょう。

その5 水中でのコミュニケーションを確認しよう

水中では「声」を使ってコミュニケーションをとることができないので、手の合図(ハンドシグナル)でコミュニケーションを取ります。

OKサイン

意味>OK
インストラクターが出す時は、「大丈夫ですか?問題ないですか?」と聞いています。
「大丈夫!問題ない!」という時は、顔の前でしっかりOKを作りましょう。

耳を指差してOKサイン>耳抜き大丈夫?耳抜きできてますか?
大丈夫な時には、顔の前でOKサイン。
耳が痛い時には手を振って、できない。痛い。と伝えましょう。

親指を立てて「浮上」のサイン

意味>浮上する(浮上したい)
ダイビングでは親指で進行方向を指します。
「もう無理だ!水面に上げて欲しい(上がりたい)!!」という時に親指を立てて伝えましょう。
『楽しいぜ!イェーイ!!!』ではないので注意してください。

特に水面に上がりたい時は必ずサインで伝えましょう。
タンクや腰の重りは思っている以上に重たいです。
1人で水面に上がってもすぐに沈んでしまいます。
必ずインストラクターと一緒に上がりましょう。

手のひらを相手に向けて「待て」のサイン

意味>ここで待ってください。止まって!落ち着いて!!

このサインが出た時には、必ず動くことを止めましょう。

この3つは必ず使います。
その他のハンドサインは地域やショップ、担当インストラクター毎に違うかもしれません。
必ず海に入る前に確認しましょう。

ハンドサインだけでは伝えきれないことは、水中でも使えるスレートを持っているインストラクターがほとんどです。
筆談で伝えるようにしましょう。
インストラクターが何か書いて知らせてきた時にはぜひOKサインでわかったよ!と伝えてあげましょう。

まとめ

  • 一番大事なことは、息をはくこと
  • 耳抜きは違和感を感じた時に、何回もやる
  • 深呼吸耳抜きだけできれば、あとはインストラクターが助けてくれる(この2つは代わりにやってあげられない…)
  • マスククリアはゆっくり優しく
  • 水中ではうつぶせで遊ぶ
  • OK、浮上、待ての合図は必須。その他の合図も確認
  • インストラクターの指示を守って思いっきり楽しむ!!

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